FTPクライアント「SmartFTP」日本語化と使い方

そもそもSmartFTPとは高性能なFTPクライアントです!

ウェブサイトで情報発信している人なら誰もが使う(除く、ブログサービス)のが「FTPクライアントソフト」です。自分のパソコンとウェブサーバー間で“FTPプロトコル”を使ってファイルを転送する機能を備えています。

FTPクライアントはいくつもありますが、このサイトで解説するのが「SmartFTP Client」(正式名称、以下「SmartFTP」)です。SmartFTPの最初のバージョンは1998年に公開されました。SmartFTPは英語版のソフトですが、多言語対応をしているため世界中で利用されています。

SmartFTPの一番の特徴はなんといってもユーザーインタフェースの使い勝手がよいところです。エクスプローラに似たユーザーインタフェースを採用しているFTPクライアントソフトはほかにもありますが、SmartFTPの場合、「ローカルブラウザー」と呼ぶ、パソコン内のフォルダやファイルを閲覧するエリアにエクスプローラそのもののモジュールを呼び出して動作しています。つまり、“エクスプローラライク”以上に、右クリックメニューで表示される内容もそのまま、Windowsで普通にファイル操作するのと変わらない使い勝手を実現しています。

そしてまたユーザーインタフェース以外でもSmartFTPは高性能です。UTF-8ファイル名をサポートしているので、日本語名のファイルも問題なくアップロードできます。また、「転送キュー」「一時キュー」を使って、時間を指定した複数ファイルの一括アップロードができたり、FXPという機能に対応したFTPサーバーなら、サーバー間のファイルコピーもドラッグ・アンド・ドロップでできます。いちいち自分のパソコンにダウンロードして、再度アップロードする必要はありません。サーバー移行の場面で便利でしょう。

会社利用ならファイアウオールの問題があると思いますが、著名なファイアウオールへのログインをサポートしています。さらには、暗号化のFTP通信「FTPS」(File Transfer Protocol over SSL/TLS)にも対応しているのでファイル転送にセキュリティーを求める方にも向いてます。

さぁ、あなたも今使っているFTPクライアントからSmartFTPに乗り換えてみませんか? 初めてFTPクライアントを使うあなたはSmartFTPを選びましょう!

ちなみに、このサイトの著者たるワタシは、SmartFTP公式サイトの日本語化や日本語化プログラムを“ボランティア”で作成しています。SmartFTP Ltd.はケチなのか、SmartFTPのライセンスをくれた以外、報酬は一切くれません。にもかかわらず、公式サイトの日本語化や日本語化プログラムを作る手間はけっこうかかります。このサイトで広告が目立つのは、その労力の対価を少しは回収したいというよこしまな理由です。広告がうるさいかもしれませんが、ご理解いただけると幸いです。